書籍

アラン・ゴールドシャー「ハード・バップ大学」
ハード・バップ大学
アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャースの天才養成講座
アラン・ゴールドシャー
訳:川嶋 文丸
Alan Goldsher "Art Blakey & The Jazz Messengers HADR BOP ACADEMY"
2009-06-05
ISBN: 978-4-86020-321-4
¥2,500
BOOK 四六 256ページ
こんなボスと一緒に仕事したい。

明日なき音楽業界人、必読!

ハード・バップの立役者にしてタレントスカウトの達人ブレイキーは、いかにして天才を育成したのか?
成功したメッセンジャーズ出身者の「意外な共通点」とは?

後にシーンの中核をなすミュージシャンを輩出した伝説的グループ、メッセンジャーズの足跡を、歴代サイドメンの貴重な証言をおりまぜながら綴った感動のドキュメント・ブック。

「アート・ブレイキーは、ジャズにおけるもっとも重要なドラマーのひとりであり、また最高のバンドリーダーのひとりだった。彼のバンドから巣立ったミュージシャンの多くが、コンサートやレコーディングで旺盛に活動しているのは、けっして偶然ではない。
ジャズ・メッセンジャーズに在籍した歴代メンバーの長いリストは壮観だ。ジャッキー・マクリーン、ハンク・モブレー、フレディ・ハバード、ウェイン・ショーター、リー・モーガン、ベニー・ゴルソン、ダグ・ワトキンス、カーティス・フラー、ヴァレリー・ポノマレフ、ボビー・ワトソン、ウィントン・マルサリス、ジェームス・ウィリアムス、ビル・ピアース、ケニー・ギャレット、ドナルド・ハリソン、テレンス・ブランチャード――これらは、アート・ブレイキーの遺産を受け継ぐ人たちのなかの、ほんの一握りにすぎない。
ゴールドシャーが著した本書はじつにユニークだ。ほとんどの本は(当然ながら)バンドリーダーや時代を象徴するミュージシャンに焦点をあてて書かれているのに対し、ゴールドシャーはサイドメンにスポットライトを浴びせる方法を採った。本書の読者は、音楽的に親しく接したミュージシャンから〝ブー〟と呼ばれた彼について詳しく知る喜びを味わうことができる。ここには、彼がメンバーの音楽的進展に果たした貢献、メンバーが彼に示した献身、そしてアートとともに過ごす日々を通じてメンバーが遂げた人間的成長が描かれている。
内幕的な見地から書かれたジャズの歴史が好きな方にとって、『ハード・バップ大学』は必読の書であろう。これは、アメリカ音楽の無冠のヒーロー、サイドメンについての思い出であり物語なのだ」
―ブランフォード・マルサリス


【著者プロフィール】
アラン・ゴールドシャー(Alan Goldsher)
1967年生まれ、シカゴ在住のジャーナリスト/小説家/ミュージシャン。ジャーナリストとしての専門は音楽とスポーツであり、ドキュメント本を出版するかたわら、雑誌「ドラム・プレイヤー」「ベース・プレイヤー」のレギュラー・ライターを務め、さらに各種スポーツ誌にコラムを寄稿している。また小説家としては音楽をテーマにした小説や女性向けのライト・ノヴェルを発表している。執筆と同時に、プロのベーシストとしても活動しており、ジャネット・ジャクソンやジャネイのバンドで演奏したほか、ディゲイブル・プラネッツのバック・バンドに入ってツアーを行っている。

【訳者プロフィール】
川嶋文丸(かわしま・ふみまる)
1947年札幌生まれ。東京外国語大学英米語学科卒。レコード会社BMGに勤務し、ジャズの制作など主に洋楽の仕事に携わったのち、レコード・レーベル「カプリネット」を設立、同時にCDの企画、執筆・翻訳活動に従事する。訳書に『クリフォード・ブラウン 天才トランペッターの生涯』(ニック・カタラーノ著、音楽之友社2003年=ミュージック・ペンクラブ賞最優秀出版物賞受賞)、『ジョン・コルトレーン 「至上の愛」の真実』(アシュリー・カーン著、音楽之友社2006年)、『ジョン・コルトレーン 私は聖者になりたい』(ベン・ラトリフ著、ブルース・インターアクションズ2008年)がある。