書籍

ベン・ラトリフ「ジョン・コルトレーン 私は聖者になりたい」
ジョン・コルトレーン 私は聖者になりたい
ベン・ラトリフ
訳:川嶋 文丸
Ben Ratliff "THE STORY OF A SOUND"
2008-09-19
ISBN: 978-4-86020-283-5
¥2,500
BOOK 320ページ

NYタイムズの気鋭ジャズ批評家によるコルトレーン伝最高峰!

 「ああ、あいつはそんなに吹けないよ」とわたしは言った。コルトレーンがわたしを見つめたので、わたしは繰り返した。「あいつの演奏はたいしたことはないよ」ってね。 時間がきて、わたしたちはステージに向かった。ステージに出た彼は、真っ先に「ヘイ、上がってこいよ」とライトに声をかけた。 そのセットが終わったあと、楽屋で彼はわたしが生涯忘れないことを言った。「どんな演奏をするやつでもかまわない。音楽に真剣に取り組んでいるかぎり、そこにはかならず耳を傾けさせるものがある。たったひとつの音符、たったひとつのサウンドかもしれないが、好ましく思うところがあるはずだ」
(本文より:ラシッド•アリの貴重な証言。コルトレーンにフランク•ライトについてどう思うかと訊ねられて。1966年)

•パブリッシャーズ•ウィークリー最優秀ノンフィクション賞受賞(2007年)
•全米批評家協会(NBCC)賞ノミネート(2008年)

■目次

イントロダクション

第一部 コルトレーン音楽の変遷 25

第一章  ウィリー•メイズって誰だい? 27
第二章  これといった成果はなく… 48
第三章  プレスティッジ 57
第四章  理論マニア 90
第五章  ヴァンガード=先駆者 133
第六章  二つのコンセプトの同時進行 165
第七章  最高の善 188

第二部 コルトレーンが与えた影響 205

第八章  そのスタイル 207
第九章  スピリチュアル 235
第十章  おまえは死ななければならない 257
第十一章 暗い日々 298
第十二章 次のコルトレーン 328

訳者あとがき 365

出典と謝辞/notes/ディスコグラフィ